近年、働き方改革により様々な働き方をする方が増えてきました。

一番増えたのは、在宅での勤務に変更したことではないでしょうか？

確かに、会社に時間をかけて出勤し、ストレスの中仕事をしてまた時間をかけて帰宅する。これだととても効率が悪いですし、通勤時間は勿体ないし、会社側にとっても雇用者に交通費を支給しなければならず、デメリットな部分もあります。

このような背景から、数年後には在宅勤務が主流となる、リモートワーク社会に変わっていくだろうとまで言われています。

そこで今回は、このリモートワークについてメリットとデメリット、またリモートワークを取り入れることでおろそかになるであろう、コミュニケーションについてどういう工夫が各社行われているのか、ある会社を一例にご説明したいと思います。

リモートワークとは何か？

「リモートワーク」や「在宅勤務」の他にも、「テレワーク」という呼称を用いる場合もあるようです。テレワークは、テレ（tele＝離れた所）・ワーク（work＝働く）が語源になっています。

近年ではインターネット環境が普及・充実したことで、自宅やレンタルオフィスなど、会社のオフィス以外で働くことが容易になりました。企業側としても職種によって、オフィス以外での勤務を認めるケースが増えています。特に出産後の育児と仕事の両立において、出勤する必要がない在宅での勤務は注目度が高くなっているようです。

リモートワーク、テレワーク、在宅勤務など呼び方の違いはありますが、共通しているのは会社のオフィス以外で勤務にあたる働き方だということ。職務領域によって、導入を検討する企業が増えているようです。

ようするに、自分がやりたい場所で仕事をするのがリモートワークということなのです。

リモートワークのメリットとデメリットとは

どんな働き方にもメリットとデメリットがありますが、もちろんリモートワークにもメリットとデメリットがあります。

リモートワークのメリットは

＊いつでもどこでも仕事ができる
＊通勤のストレスから解放される
＊服装に気を使わなくて良い
＊自分の過ごしやすい環境で仕事ができるためはかどる

などが挙げられます

一方デメリットとしては

＊自分できちんとスケジュール管理が必要である
＊コミュニケーションが取りにくいため、必要なことがすぐ質問できない
＊自宅で行うとどうしても集中できない

などでしょうか。

このように何事にもメリットとデメリットはありますが、一般的に観てもメリットの方が多いとは思います。

どこでも仕事ができると何が良いのか

では、リモートワークのメリットとしてどこでも仕事ができるという点においては、一体何が良いのでしょうか？

あくまでも筆者の考えですが、仕事をするうえでどこでもできるというのは、好きな場所で仕事ができるということなので、別に自宅で仕事をしなくてもいいわけです。例えば、旅行先で仕事をしてもいいし、国内でなくても構わない。船に乗って海の上で仕事をしても良いのです。

これは、人間のメンタルに関わることですが、優雅な気分で仕事をするのはとても効率が上がる気がします。狭く暗い倉庫の中で誰とも話さずに1日黙々と仕事をするのと、青空の下で伸び伸び仕事をするのでは同じ業務を行った場合、全く違ってくるのではないでしょうか。

例えば、いつもの昼食をお弁当にして公園などで友人と食べるのと、会社の食堂で次の予定に遅れないように食事をかっ込んで食べるのとでは美味しさが全く違いますよね。それが例え食堂の食事の方が味は良かったとしても、公園で好きな人とのんびり食べるランチにはかなわないと思うのです。

このように、自分が「やりたい場所」で仕事をすることは、皆さんが思っている以上に重要視すべき事項であると言えます。

自宅を会社にすることのけじめとは

リモートワークを行うにあたって、喫茶店の個室を借りて行うこともあるでしょうけれど、場所のコストのことを考えますとやはり通常は自宅をオフィスとして仕事をする方が多いのが現状です。ただし、この場合は自分自身にけじめをつけなければならないと私は思います。

どういうことかと申しますと、先ほどもお伝えしましたが、自宅を勤務地として考えた場合、どうしても自分に甘えが出てしまいます。ですので、締め切りが守れなかったり、休憩と仕事時間の区別をつけられずに、家の用事を優先してダラダラ仕事をしてしまうということも考えられるでしょう。

自分の好きな場所で仕事ができるのがリモートワークの最大のメリットではありますが、同時に自分自身でスケジュール管理を徹底して行わなければ続かないということも肝に銘じておく必要があります。

コミュニケーションの方法ってどんなものがあるの？

リモートワークを取り入れている会社に面白い試みをしている会社があります。

それは、リモート飲み会を実施しているということです。

決められた時間に、パソコンの前に自分の好きなドリンクやフードを持ってきて（アルコールでも可）開始同時に画面に映っている参加者と乾杯。あとは、ネット会議同様にネットワークを通じて会話を楽しむという方法です。いわば、ネット飲み会のようなものでしょうか。

このような形式の飲み会は、一昔前は考えられないものでしたが、今では画質の発達やネットワークの速度の発達により可能となりました。実際に顔を相手に見せるのですから、同じ場所にいなくとも、コミュニケーションは取れるわけです。

このリモート飲み会の様子をテレビで紹介していたのを拝見したのですが、なるほどきちんと成立していました。画面にはだいたい10名ほどの参加者が表示されていて、居酒屋では無いので参加者の子供などもパソコンの前に連れて来てくれれば参加したことになります。

普段の会社の話だけでなく、子育ての話や、恋愛相談など通常の飲み会と何ら変わらない会話がなされていて、このような形式もアリだなと思いました。

まとめ

いかがでしたか？

タイトルにありますリモート飲み会の雰囲気もわかっていただけたでしょうか？(笑)

この時代に沿った働き方やコミュニケーション方法も年々変わってきますので、それが良いとか悪いというわけではないのですが、色々と考えさせられる部分もありますよね。一番良いのは好きな環境で仕事を楽しく効率的に行うこと。それが、生産性を高めることだと言えるでしょう。

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